土木技術においては,土は構造物の地盤のみならず,ダムや道路などをつくる場合は材料そのものとして用いられる。
このため土の性質を知ることは構造物の設計,施工にとって非常に重要であり,土の各種の性質を求めるために現場で採取した試料について実験室内で行う試験を総称して土質試験と呼んでいます。
土及び地盤材料の工学的な分類をしたり、土の状態量を直接的・間接的に把握します。
土の状態をあらわす諸量を求める試験。
土の分類・判別するための試験。及び透水係数の推定。
土の分類・判別するための試験。
土及び地盤材料の強度や変形特性などの力学的性質を明らかにします。
CBR(California Bearing Ratio)は、地盤試験の一つ。路床土支持力比を求めるものである。
アメリカ合衆国カリフォルニア州の交通局のO.J.Portorが提唱したもの。
道路設計において、路床土を評価するために路床や路盤材料のCBRを求める試験を「設計CBR試験」といい、路盤材料を評価するために路盤材料のCBRを求める試験を「修正CBR試験」という。
目開き37.5mmのふるいを通過した土の乾燥密度―含水比曲線から、最大乾燥密度及び最適含水比を求める。
同一試料から作成した3個以上の供試体に必要とされる範囲内で異なる拘束圧を与えて縦軸方向に圧縮します。
破壊時の拘束圧と圧縮強さをモール・クローンの破壊基準に適用し、土の強度定数てある粘着力、せん断抵抗角を求める。
原位置試験とは、原位置の地表またはボーリング孔を利用して、地盤の性質を直接調べます。
ロッド、スクリュー、錘などからなるスクリューウエイト貫入試験装置を用いて、土の硬軟又は締まり具合を判定する。静的貫入抵抗を求める現位置試験方法の一つ。
荷重、半回転数など測定し、N値やせん断強さに換残する。
簡易動的コーン貫入試験は、原位置における地盤の動的な貫入抵抗を求めることを目的とする。
粘性土や腐植土などの軟弱地盤に人力で静的にコーンを貫入させることによりコーン貫入抵抗を求める。
原地盤に剛な載荷版を設置して荷重を与え、この荷重の大きさと載荷板の沈下との関係から地盤の変形や強さなどの支持力特性を調べる。
構造物の直接基礎の設計に利用されており、基礎地盤の支持力特性を検討するために比較的簡便で理解しやすいなどの利点があり、実務的に多用されている。
ボーリング孔を利用して孔壁圧力を加える事によって、地盤の水平方向の変形特性を把握する。
地下水の特性を求める試験のひとつ。
地盤の水理定数(透水量係数および貯留係数)を求めるには揚水試験が広く用いられている。